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1日、東京競馬場で行われた第11R・青葉賞(GII、芝2400m)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気ペルーサ(牡3、美浦・藤沢和)が後続に4馬身差をつける圧勝劇。2分24秒3の好時計で、デビューからの連勝を「4」に伸ばした。

 2着にはペルーサを終始マークした2番人気トゥザグローリー、3着には後方から脚を伸ばした3番人気ハートビートソングが入り、無敗でここに臨んだ3頭が上位を占めた。なお、2着までに日本ダービー(5月30日、GI、東京・芝2400m)の優先出走権が与えられた。

 ダービーへの“切符”は2枚。その希少な権利を手に入れようと、各馬上々のスタートを切った。

 主導権を握ったのは藤沢和勢の1騎、ミッションモード。前半1000m60秒0の流れをつくるなか、ペルーサは中団馬群のインで折り合い、末脚を温存する。そのペルーサを徹底マークする格好でトゥザグローリーがすぐ後ろを追えば、後方待機策をとったハートビートソングが不気味に脚をためる。

 直線。逃げるミッションモードに、外からリリエンタールが並びかけたところへ、ペルーサが強襲。並ぶ間もなくかわし去ると、2馬身、3馬身と後続を突き放す。トゥザグローリー、ハートビートソングが懸命に追いすがるもその差は広がる一方。最後は4馬身の差をつけての圧勝劇だった。

 その勝ちっぷりもさることながら、勝ち時計2分24秒3も秀逸。過去10年の同レースでは、04年のハイアーゲームに次ぐ2番目の好タイムだ。この内容に鞍上の横山典弘騎手は「今回はどんな勝ち方をするかにこだわった。道中は操縦しやすいし、リズム良く走れた。抜け出した後はフラつかないように教えながらの競馬。ステップレースをこれだけ強い内容で勝てたし、本番も楽しみ」と太鼓判を押した。

 “横山典&藤沢和”タッグの青葉賞制覇といえば、03年の勝ち馬ゼンノロブロイ。その後、本番では2着と涙をのんだが、今度はその息子ペルーサでダービーウイナーの称号を獲りにいく。“これまで青葉賞をステップにダービーを制した馬はいない”。そんなジンクスを破るべく、無傷のペルーサが大一番へ突き進む。

 勝ったペルーサは父ゼンノロブロイ、母がアルゼンチンスターという血統。父のゼンロブロイは03年に同レースを制しており、産駒初年度で青葉賞父仔制覇を達成した。横山典弘騎手は2度目、藤沢和雄調教師は3度目の同レース制覇となった。

 配当は馬連380円、馬単520円、3連複770円、3連単1,880円だった。



Posted by ちーたん  at 13:48