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スポーツ  |京都府南部

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26日、中山競馬場にて2010JRAブリーズアップセールが行われた。好天に恵まれ、また近年における同セールの盛況ぶりもあって多くの競馬関係者が会場を訪れており、馬主、調教師はもちろん、見学に訪れていたのか、柴田善騎手、丸田騎手、田中博騎手などの現役騎手らの顔も目に留まった。

午前からの騎乗供覧、実馬展示を終え、いよいよセリが開始。まだ各購買者が様子をうかがう印象の序盤だったが、ここでいきなりの盛り上がりを見せた。上場番号3番ゲルニカの08(牡、父ロックオブジブラルタル)の値段は次第につり上がっていき、3000万円でハンマーが下ろされた。結局、同馬がこの日の最高落札馬。落札したのは「エイシン」でおなじみの平井豊光氏だった。

同馬はスピード感のある騎乗供覧の動きからも仕上がりの良さが感じられ、高い値がつけられたが、新種牡馬であるロックオブジブラルタルの産駒は総じて購買者から高い評価だったのは印象に残った。前向きな気性やゆったりした雰囲気のある馬体が目立つ産駒が多く、1750万円で落札された上場番号27番ソプラニーノの08(牡)、1300万円で落札された上場番号19番ドクタープライドの08(牝)など、平均的にいい値段がついていた。

また、この日2番目の高額となったのは上場番号51番レッドダイヤモンドの08(牡、父ステイゴールド)で里見治氏が2900万円にて落札。3番目の高額馬は吉田和美氏に2250万円で落札されたマイネコサージュの08(牡、父ネオユニヴァース)だった。

また、今回のセールで唯一のディープインパクト産駒だった上場番号21番タイランツフェイムの08(牝)は950万円の台付け価格からスタートしたものの、各購買者は様子を見ている雰囲気で、活発な声掛けとはいかず、1300万円の値にとどまった。各方面から評判になっている同産駒だが、ここでは慎重な購買者が多かったようだ。

セール全体としては昨年に続き今年も上場された73頭が完売。1000~2000万円あたりの好額をつけた馬が多く、総じて盛況な印象を受けたが、売却総額は7億2912万円(前年比94.4%)と昨年を下回った。ブリーズアップセールからはコンスタントに活躍馬が出ているだけに、今後は売却馬の動向に注目していきたい。



Posted by ちーたん  at 17:28